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喜びの声 症例3「抜歯」

幼少時の経験から歯科治療恐怖症に。インプラントのための抜歯ができた時、思わず涙がこぼれました

【石橋洋子さん (仮名・29歳)】


幼少の頃から歯の治療が極端に困難だったという石橋さん。その頃の記憶のためなのでしょう、大人になる頃にはすっかり歯科治療恐怖症になってしまいました。
しかし、周囲の人はまさか石橋さんが歯科治療恐怖症だとは思いもよらなかったことでしょう。石橋さんは普通の会話をしている限りはとでも明るい印象の方だからです。ただ、大の大人が歯科が怖いということを恥ずかしいと思っている人は多く、それを隠すためにあえて明るく振る舞っていたのだと思います。

石橋さんは同年代のご主人と二人で暮らしていました。私のクリニックまでは片道4時間もかかるという遠方からの患者さんです。そこまでしてクリニックを訪れたきっかけは、治療をせずに放っておいたムシ歯がどんどん悪化し、上下左右が痛むまでになってしまったためです。痛み止めを飲んで抑えることにも、もう限界が来ていたのです。

このままでは大変なことになると思った石橋さんは、インターネットで無痛歯科治療を探されたそうです。そして、当クリニックを受診されることを決意し、はるばる来院されたのです。お話を聞いた上で、レントゲンなどの検査も行いました。

石橋さんはほぼすべての歯を治療しなければならない状態で、インプラントもしなければなりませんでした。抜歯即時埋入インプラントといって、歯を抜くと同時にインプラントを骨に埋め込む方法を行うことになったのです。こうしたすべての治療は、静脈麻酔法にて対応することになりました。インプラントのために抜歯した際のことです。

石橋さんが麻酔から覚めて、お口の中から歯がなくなっているのに気がつかれた瞬間、瞳から涙がこぼれました。私は、やはり歯を抜くことがつらかったのかと思い、そう問いかけました。すると、そうではなくて、歯を抜くことができたうれしさのあまり、涙が出たとのことでした。
それほどまで抜歯を望んでいたこと、また、通常での抜歯に対する恐怖心がそれほどまでに激しかったのかと、あらためて思いました。

石橋さんは、全部で5回の来院で20数本の歯の治療を行いました。毎回ご主人と二人で来院されました。治療時間が4時間と長いため、ご主人はその間、梅田や難波・心斎橋などに出掛けて、時間をつぶしておられました。しかし、毎回、そうしてあちこち観光しながら待つのも、楽しみにしていると話しておいででした。

遠方から来られる患者さんには、こちらとしてもいつも気を遣うため、石橋さんご夫妻のようにミニ観光がてらに来ていただけると、やはりホッとします。その後は、定期健診にやはり二人で大阪まで来ていただいています。


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