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2012年12月11日

【歯周治療】歯を失ってしまう怖い病気

こんな症状はありませんか?
●歯肉のはれがある
●歯肉から出血がある
●歯のぐらつく

歯周病とは歯周病菌が増えることにより起こる病気
歯周病とは、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットにたまった食べカスなどを栄養として、歯周病菌が増えることにより起こる病気です。

歯周病菌が増えることで歯肉に炎症が起こり、そのまま放置してしまうと、歯の奥まで菌が広がって歯ぐきや骨が溶かされていき、歯を失ってしまうことにつながるのです。

初期段階の歯周病は、ほとんど自覚症状がありません
気をつけていただきたいポイントが、初期段階の歯周病は、ほとんど自覚症状がないということです。「歯がグラグラする」、「歯ぐきから血が出る」というような自覚症状が出る頃には、かなり進行してしまっているケースも多いのでご注意ください。

適切なメンテナンスを続ければ歯周病は改善できます
歯周治療

歯ぐきの縁が腫れていた状態から、引き締まった状態に変化してきました。この状態を維持していけば、歯を無くすことなく健康な状態が続けられます。そのためにはメンテナンスが必要です。

歯周治療の進め方

歯周治療歯周精密検査
必要な情報と正確な診断があって初めて歯周治療を行います。1人1人の患者さんに、この検査結果を説明し、プリントしてお渡しします。

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歯周治療ブラッシング
歯ぐきの炎症の原因であるプラーク(歯垢)を歯ブラシなどを使ってきれいに除去します。

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歯周治療スケーリング
歯石の除去を行っていきます。 歯石は、細菌の温床です。これを除去することで、歯周病の進行をストップさせます。

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歯周治療PMTC
歯の治療効果を少しでも持続させるためには歯の表面の研磨を行います。

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歯周精密検査
これまでの治療効果を再確認するためにもう一度歯周検査を行います。ここでの状態がよければ、このあとメンテナンスを継続していきます。改善の見込みが少ない場合は、歯周病の外科手術を行う必要が出てきます。

インプラントとは?

大阪中之島デンタルクリニックではインプラント治療は無痛治療にて行います

インプラントインプラント治療とは、様々な原因で歯が抜けてしまったところ(顎の骨の中)に、人工の歯根(多くはチタン製)を埋入して、歯が顎の骨の中に埋まっていたのと同じように、顎骨に固定した後に、その上に人工の歯を被せて、咬み合わせを作り上げるものです。

【インプラントはこんな方にオススメ】
●取りはずしの必要な入れ歯がどうしても合わない方
●歯が抜けた部位を治療するのに隣の歯を削りたくない方
● 天然に近い咬み合わせを回復したいとお考えの方

インプラントは100%成功するとは限りません。(当院では97%の成功率です)骨の状態や全身状態、歯周病などにより、成功率は左右されることがあるからです。

しかし術前審査などをきちんとした方法で行って、術後もメインテナンスをすることにより、長持ちすることが実証されている、世界的に認められた方法です。仮に失敗したとしても多大な損害を与えることなく、治癒を待って再び新しいインプラントを埋入するということも可能です。
インプラント

もし、あなたが当院を訪れたら

大阪中之島デンタルクリニックでは、あなたをまず、院内のゆったりしたプライバシーが守られた個室に、案内します。

治療について

それぞれが独立した診療室でもあり、その部屋の窓際には快適なソファを置き、そこで初診担当者とリラックスした気分でお話(カウンセリング)することができます。是非あなたの願い・思いをどんどんお聞かせ下さい。

インプラント治療を受ける前に

治療計画の立案
インプラント入念な治療計画を立てることがインプラント治療前の大切な心がけとなります。インプラントを行うには安全に、長い間使えるようにしたいですから、そのためにもしっかりとした治療計画が必要となります。

当院に限らず、インプラント治療を受ける上で、念頭に置くべきポイントを以下に述べます。(重要!)

1. どこに何本埋めこむか
図面がないのに大工さんに家を造ってもらいますか?図面を見ずに、建築を初めてもらいますか?

2. 治療期間はどれくらいか
「怖くないですか?」よりも気になるのは「いつ完成するのか?」ではありませんか?スケジュールがわからないと、不安になりませんか?

3. インプラントの費用はいくらくらいか
「やさしくしてもらえるのか?」よりも気になるのは、「いくらかかるのか?」ではありませんか?

4.合併症などの危険性はどうか
リスクのないオペはありませんから、最悪のケースについても予め説明を受ける権利があります。当然、歯科医師の方にも、説明する義務があります。

5.レントゲン写真の見方を教えてもらう
上記のポイントを理解するためにも、納得できるだけの最低限の知識が必要です。レントゲンは歯医者の情報であると同時に患者の情報です。見方が分からないと情報の把握ができません。歯医者ばかりがいくら分かっていても患者が情報を得られないのなら、疑問だらけの中で治療を受けなければなりません。

6.オペ室は必要か?
これは私の個人的な見解ですが、オペ室はあったほうがいいとは思いますが、絶対必要不可欠とは思いません。歯科治療そのものは、口腔内という最悪の環境の中で行われていて、術後感染の原因のほとんどは口腔内細菌によるものです。ですから唾液とか歯垢に対して神経質なまでに注意を払うべきですが、オペ室があるからこの点は大丈夫だとは思っていません。

しかし、 歯を削っているすぐ脇でインプラント、というのは感心しません。よって当院では、完全個室スタイルをとっています。

インプラント治療が適している方
インプラント● 支える歯が片側にしかないためブリッジを付けられない人
● ブリッジを支える歯と歯の間隔が広すぎる人
● すでに入っているブリッジを壊したくない人
● 前歯が抜けている人
● 奥歯が無い人
● 歯をブリッジのために削りたくない人
● 入れ歯が面倒だと感じている人
● 入れ歯の感触が耐えられない人
● 入れ歯で発音などが難しいと感じている人
● 固定義歯が職業上必要な人
● 入れ歯が心理的にストレスとなる人
● 入れ歯が合わなくなった人

治療にあたって注意を要する人
インプラント● 強い代謝系疾患の症状がある人(糖尿病など)
● 循環器疾患がある人(心筋梗塞など)
● 内分泌機能障害(甲状腺疾患など)がある人
● 高血圧の人
● 呼吸器疾患(喘息など)がある人
● 腎疾患がある人
● 人工透析を受けている人
● 出血性素因のある人(血が止まりにくい状態の方)
● 骨粗鬆症の人
● 薬物中毒の人
● 肝疾患がある人
● 妊娠中の人

基本的な治療の進め方

問診として、患者さんの現在の歯や全身の状態、歯科治療への希望などお聞きします。 なお、初診時には基本的な以下の検査を行い、治療は応急処置の改善のみ行なう場合がほとんどです。

【口腔内検査】
■ 患者さんの口腔内の状態の検査、及び内科的な診査
■ レントゲン診査
■ 口腔内の写真撮影
■ 口腔内診査用模型の型取り(必要に応じて)

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【コンサルテーション】
初診時でのイメージで、安心された後に、前回の診査にて得た資料をもとに、患者さんが現在どのような状態かを理解していただきます。その状態に対し、どのような対処法・治療計画が考えられるかを説明し、そして今後の治療のゴールを目指して一緒に考えましょう。

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【治療】
■救急処置が必要な個所(たとえば痛みがあるところなど...)は優先して応急的な処置を 行います。
■全体的な治療をお考えの患者さんには治療計画書をお作りいたします。
■患者さんの主訴により、歯周病やムシ歯等の治療をすすめていきますが、治療計画が決まった後、
 嫌な治療がすぐに始まる訳ではありません。
 当院を信頼して頂いたあなた、歯の大切さを御理解頂いたあなたに、まずは是非、歯科衛生士による
 簡単なお口のクリーニングを受けて頂きたいと思います。
 お口や、歯ぐきをキレイにする事により今後の治療がスムーズに行なえます。
■歯石の付いた状態の上からかぶせを入れても精度の高い治療は出来ないからです。
■大阪中之島デンタルクリニックでは、口腔内の治療だけでなく、患者さんごとに歯周病やその他、
 患者さんの希望によりさまざまな治療プランを行います。

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【メンテナンス】
治療終了後、この良い状態を長期にわたり維持するため、そしてあなたの大切な歯をむし歯や歯槽膿漏から守るため定期的なメンテナンスが必要です。定期的な口腔内の状況の確認とクリーニング等のプロフェッショナル・ケアーを行い、健康な状態を維持して頂けるようにします。

※全体的な治療や特殊な治療は、さらに色々な検査・診査が必要であり、治療の流れも一般的なものとはかなり異なります。それぞれの治療内容を参照してください。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラントと他の方法を比較して説明します。
入れ歯(部分入れ歯)の場合
インプラント入れ歯のメリット
● 一般的な治療なので、比較的簡単に受けられる
● ブリッジのように健康な歯を大きく削られなくて済む
● 保険の範囲内でも治療ができる(自費の入れ歯もあります)

入れ歯のデメリット
● 装着時に違和感を生じやすい
● 思うように発音できない場合がある
● 安定した噛み心地が長期維持できない場合がある
● 固い食べ物では苦労する場合がある
● 食後に毎回はずして、清掃の手入れが必要
● 顎の骨や歯ぐきの形態が変化し、安定感が悪化する
● 長期間の使用により顎の骨が退化する恐れがある
● 歯ごたえのある食事がしにくい
● 部分入れ歯の場合、固定のバネ(金属)が目立ってしまう

ブリッジの場合
インプラントブリッジのメリット
● 自分の歯と同じような外観を回復できる
● ある程度、自分の歯と同じように食事の時、噛むことができる
● 咬み合わせを回復することができる

ブリッジのデメリット
● しっかりした歯が両側にないと治療できない
● 歯の抜けた部分の骨が次第に痩せていくことがある
● ブリッジを固定するため、周囲の健康の歯を削らなければならない
● 土台にする歯に負担がかかりやすい(咬合圧の負担が大きい)
● 歯周病になりやすい

インプラントの場合
インプラントインプラントのメリット
● 自分の歯のような外観に回復できる
● 長期間、安定した咬み合わせをたもつことができる
● 失った歯が多くても、噛む能力を回復できる
● 自然の歯と同じような機能を期待できる
● 顎の骨が衰えるのを防ぐ

インプラントのデメリット
● 治療期間が長くなる
● 高額な費用を要することがある
● 熟練度、滅菌システム、精度の高い作業を要します
● 手術が必要

日帰り治療もご用意しています

静脈内鎮静法では、まだ恐怖感を抑えきれない患者さんや、1回あたり多数の歯科治療や、長時間の歯科治療が必要になる場合など、より眠りを深くして苦痛を全く感じないようにして行えます。

術前に検査や絶食の指示があります。歯科麻酔専門医が全身を管理しますので、安全に安心して歯科治療を受けて戴くことができます。

日帰り全身麻酔

全身麻酔
全身麻酔機ほとんどの方は「全身麻酔で行う歯科治療なんてあるの?」と思われますよね。当医院では、治療に対して不快感・恐怖感が強い方など、多くの患者さんが全身麻酔(日帰り)で治療を受けられています。

一般的には、入院施設のある病院でないと全身麻酔を取り入れた治療はあまり行っていませんが、当医院では『無痛歯科治療』を積極的に取り入れた診療システムを用意しております。

全身麻酔ですから、歯科治療に伴う不快感(痛み、治療時間、嫌な音、臭い、味など)を全く感じることなく、意識のない状態で治療を終えることができます。また、長時間の治療も苦痛を感じることがないので、一度に多くの治療を行える為、通院回数が少なくすむことも大きな特徴です。

この麻酔法は、術前の準備としていくつかの検査が必要です。治療当日は、麻酔専門医が患者さんの全身状態を絶えずチェックしています。血圧や脈拍などの循環状況や呼吸、体温などを継続して確認することにより、非常に安全に麻酔を受けていただくことができます。

全身麻酔の流れ
【1】治療を開始する前に、血圧計や心電図などのモニター機器をつけ、点滴を開始します。
【2】全身麻酔の際には、口元にマスクを添え酸素を吸入してもらいます。
   点滴に麻酔薬を混ぜるとすぐに眠ります。
【3】全身麻酔中は、息の通り道をささえる力が弱くなり気道がふさがってしまうため、
   人工的に気道を確保しながら治療を行います。
【4】治療終了後、麻酔の薬を止めると次第に目が覚め、全身に力が戻ってきます。
【5】麻酔から醒めるまで医院で休んでいただきます。

静脈内鎮静法や全身麻酔法の特徴
●気分が落ち着く
●痛みなどを含め治療中のことを覚えていない(健忘効果)
●治療時間が短く感じられる
●精神的な緊張が和らぐことで血圧や心拍数など循環器にも優しいため、
 全身疾患をお持ちの方でも安心して治療が受けられる。
●嘔吐反射が強い患者さんも、治療中の吐き気(えづき)を抑え、楽に治療することが出来る。
 心身障害などをかかえていて理解や協力ができず、一般の歯科医院ではなかなか治療ができなかった方も、
 眠った状態で一度に治療やお掃除をすませてしまうことも可能。
 などの効果が得られるため、幅広い対応が出来るようになりました。

インプラント治療を受けた後で

歯科治療は特殊?
歯科の治療において、「治る」というのは、実は内科や整形外科において治療して「治る」というのとは意味が違います。

歯科治療では、一度悪化した部分は、基本的には元に戻りません。お入れするものは、自然の歯とはちがって、人工の修復物だからです。つまりムシ歯になる前と同じ状態に戻ったわけではありません。わかりにくいでしょうから、ちょっと例を挙げてみましょう。

インプラント

たとえば患者さんが骨を折ってしまった場合でも、ギブスをしておけばそのうち自然に骨がくっついて、元の状態に戻ります。元に戻りさえすれば、もう通院しなくても、普通にしていれば折れたりしません。

また風邪をひいたとき、内科で検査や投薬をうけて、数日後には体調は元通りになったというのも、「治る」と表現します。これが「治る」というイメージだと患います。

ですから患者さんはそういう感覚で、歯も治療をしたら完全に元通りに戻る、という風に錯覚してしまいがちです。

でも、それは正しくはありません。

歯の場合、治療したという表現は、完全に元に戻ったのではなくて、人工の材料をつめて、修理・修復しただけです。ムシ歯にかかる前の健康な状態と、人工物で修復された治療後を比較すると、修復後ではつめものと、元々の歯との間には、ミクロのスキマができてしまったので、バイキンが入りやすい、弱い歯になってしまったと言えます。天然の無傷の歯に優る人工物はありえません。

メインテナンス(定期検診)
機械類は定期的に油を注さなければ、このように使い物にならなくなってしまいますよね。歯も、これと同じなんです。人工物を体の中に入れたら、必ず定期的な検査やお手入れが必要なのです。

『できれば、した方がいい』、ということではなくて、『しなければ、どんどん悪くなっていってしまう』のです。

インプラントほとんどの方は、歯が悪くなってから来院されます。悪くなった場合は、健康な状態に戻すことは歯科の場合まず不可能です。お手入れができていなければ、歯を失っていくのは明らかです。ムシ歯や、歯周病がおこってくるからです。

特に歯周病は、自覚症状がないまま進行する病気ですので、ご自分で『おかしいな』とお気付きになった頃には、既に抜歯が避けられない段階まできていた、ということも多いんです。ということは、すでに手遅れということになります。

そうなると、今回よりもっと苦痛を伴ないながら、今まで以上に通院やその他の労力を使いながら、長時間の大変な治療を受けて頂かなくてはなりませんし、費用もかかってきます。何よりも、大切な自分の歯がなくなるという代償が、もっともつらいことです。

これは歯だけの問題ではなく、体の色々な部分に、悪影響が出てきます。手や足、仮に指1本でもなくなると、社会的には障害者として認定されます。歯も大切な臓器である以上、歯が無くなることは障害と考えても、不思議ではありません。(たとえば百獣の王ライオンでも、歯の喪失はただちに生を奪うことになります)。

ただ、定期的なお手入れとして(例えば3ケ月に1度)、メインテナンスに通って下さいましたら、この歯を一生使えるように、チェックさせて頂きます。

これは治療ではありませんので、お痛みなどはございません。むしろ気持ちのいいクリーニングですのでご安心下さい。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ
インプラント1.診査・診断・前準備

2.口腔内診査・レントゲン・CT・口腔内模型等の診断用の資料をとります
※ 当院で歯科用CTの撮影をいたします。

3.治療方針の説明
上記の資料をもとに、インプラントをどの場所に埋入するか、咬み合わせをつくるまでの手順、それに要する期間や費用などの説明を行います。

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インプラントの埋入手術
インプラント局所麻酔下にて、インプラントを顎の骨の中に埋め込みます。骨の状態によっては同時に骨の造成が必要なこともあります。手術は静脈内鎮静法を用いて、不安や 恐怖感を抑え、血圧、心電図、酸素分圧等の測定をしながら、慎重に行います。

「手術は受けたいのだけども、怖くて......」と思われる方も安心して受けていただけます。

所要時間は30分~1時間半程度です。術後は少々安静にして頂きたいですが、入院は必要なく、 普通の生活をして頂いて結構です。

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インプラントが骨に結合するのを待つ期間
インプラントインプラントの種類と方法によっては、手術後すぐに仮歯を被せて咬み合わせをつくることもありますが、多くは暫くの間、骨に結合するのを待つための治癒期間をおきます。個々の状態によって数週間から半年位の幅があります。

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咬み合わせの構築
インプラントインプラントおよび周囲の歯の型を採り、人工の歯を作製し、口腔内にとりつけ、咬み合わせをつくります。治療の内容によっては、この段階でまず仮の歯を作製し、他の歯とともに口の中での調整をはかってから、最終的な咬み合わせをつくることもあります。

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インプラントの寿命について
インプラント基本的には、長期にわたって使うことが出来ます。インプラントの10年後の生存率は平均で95%と言われています。但しこれは平均寿命であって、定期的なメインテナンスを受けることで、この日数をのばせることは可能です。

万一、インプラントを不幸にして撤去する場合でも、再度骨を増やしたりする処置を行ってインプラントを埋入することが可能です。もちろん、そのようなことがないように定期的なメインテナンスを受けることも重要です。

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治療回数・期間を減らす「短期集中歯科治療」

大阪中之島デンタルクリニックでは、通常苦痛を伴うことの多い歯科治療を、少ない回数で集中的に治療を行う方法を採用しています。

初回のカウンセリングで治療方針をお話しした後に、お口の中の状態にあわせて最小の回数での治療計画を作製し、歯科治療を短期間で行う方法です。

以下のようなご希望・お悩みの患者様が当院の短期集中治療を受診されています。

□ 海外渡航や海外出張、海外赴任、遠方への転勤、海外留学が決まられた方

□ 現在、海外に在住の方で日本に一時帰国されるご予定の方

□ 歯の腫れ、それに伴う扁桃腺の腫れなどが、仕事や学業に与える影響を考え、
  とにかく早く、痛みや苦痛を感じることなく歯を抜きたいという方
 
□ これから就職活動や就職面談に入られる方

□ 高校や大学への入学式、成人式など大切なライフイベントを控えておられる方

□ 急な同窓会やパーティーなどが決まった方

□ お子様の結婚式が迫ってこられた方

□ 自衛隊(自衛官)の方等、長期間プライベートな時間をなかなかとりづらくなる方

□ 会社の代表取締役社長、役員の方など、ご自分の時間を大切にしたい方

□ 芸能関係、メディア関係など、日々の生活がお忙しい方

またこのような方のニーズに、短期集中歯科治療はお応え致します。

● 必ず「この日までに」治療を終えて欲しいという期限がある!!

● 仕事は休めないので、有休で歯の治療に通いたいが、できるだけ有休を歯の治療で消費したくない!!

● 歯医者には何回も通いたくない!!そんなに何度も通えない!!

● 前歯が急に取れてしまい恥ずかしい!!出来るだけ早く綺麗な歯にして欲しい!!

● 普段は忙しいが、今、この時期だけ時間に余裕ができたので、すぐに出来る限り少ない回数でなんとか治療して欲しい!!

● 時間の制約が多く、自分の都合・スケジュールに合わせて治療を進めたい!!頻繁に来院するのが難しい!!

● 1回で全ての歯の治療を終わらせてほしい!!

● とにかく早く治療を終わらせて欲しい!!

● とにかく時間がない!!

● 歯医者はとにかく嫌い!!怖い!!苦手!!(局所麻酔が苦手、治療の音が苦手など)

● 1回の治療で痛みを取って欲しい!!

● わずらわしい歯の根の治療(根管治療)を1回で終わらせて欲しい!!

● 治療をはじめる前に、治療終了までの予定を確定したいので、はじめに予約日を全て決めさせてほしい!!

● 歯医者に行くと緊張するからできるだけ少ない回数で終わらせたい!!

● 仕事が忙しくて歯医者に頻繁に通えない!!

● プライベートの予定も多く、時間の都合がつきにくい!!

● 歯の治療になると、いつも治療途中で挫折してしまう!!治療を途中でやめてしまう!!

● 海外からの一時帰国なので、戻るまでの間に治療を終えたい!!

● 育児中で小さな子供がいたり、介護中の両親や祖父後がいるので、あまり頻繁に外出できない(家を空けることができない)!!

● 歯の治療の通院期間・治療回数をできるだけ短縮したい!!

● 遠方からの通院を希望しているが、頻繁に通いたくないので最短の回数で治療したい!!

● なかなか歯医者に行けないので、1回の治療に沢山の時間をとって治療して欲しい!!
 
● とにかく、スピーディーな歯科治療をしてほしい!!

● 短期間で集中して一気に治して欲しい!!

● まとめて、全て、短期集中で歯の治療をして欲しい!!

● 嘔吐反射が激しいので、できるだけ1回で治療を終えたい!!

● 笑気麻酔を試してみたが、あまり効き目がなかった


短期集中歯科治療

いずれのコースも、日帰り全身麻酔や静脈内鎮静法を用いますので、1回あたりの治療が長時間にわたっても、苦痛は驚くほど少なく、快適に治療を終えることができます。この方法なくして、短期集中歯科治療を行うことは、一度に長時間の治療に伴う苦痛を強いられる為、きわめて困難であるのはまちがいありません。

1日コース
詰めてしまう程度のムシ歯を、集中的に多数の歯、部位にわたってその日で終了してしまうコースです。

2日コース
1日コースに加えて、やや深めのムシ歯があって、歯の型をとり、次回の診療日に装着することにより、治療を終了するコースです。

3日コース
2日コースに加えて、抜歯が必要な場合に、抜歯した部位に歯(いわゆるブリッジというタイプ)を作る必要があり、その部位の型どりをして、最終日に装着して、治療を終了するコースです。

特殊コース
インプラントなどを同時に行いながら、他の部位のムシ歯などをの治療を並行して治療を行うケースです。

これらの短期集中歯科治療は、最小限の通院回数による治療を目的にしています。ただ、治療の流れのなかでこれらの予定を少し変更する場合もございます。

遠方からの患者さんも含めて、短期集中歯科治療の場合では、近隣のホテルで宿泊をしていただき、通院期間を短縮する方法をとることもございます。

問い合わせ

インプラント治療Q&A

インプラント治療の疑問点などを、Q&A形式で下に述べます。

【Q】手術には入院が必要になりますか?
【A】ケースにもよりますが、通常は入院の必要はありません。むしろ手術後にインプラントが骨と結合するまでの期間(安静期間)の過ごし方のほうが、大切になります。

【Q】インプラントの手術は安全なのでしょうか?
【A】手術前に各種の検査(必要であればCT撮影も行います)を行い、あごの骨の形や状態を正確に把握し、神経や血管などに十分配慮しながら手術を行うので、安全性にはほとんど問題ありません。治療に際して解剖学的理由などで、手術が困難だったり、手術の安全性に問題がある場合には、その旨説明させて頂きます。

【Q】インプラントはどれくらいもつのでしょうか?
【A】インプラント自体は長期的に安定した状態を保つことがわかっていますが、周囲の骨や歯肉の炎症が起こることは天然の歯と全く変わりません。そのために、インプラント自体に問題がなくても、インプラントを抜かなくてはならないこともあります。

そうならないためにも、毎日のホームケアと定期検診が重要です。またインプラントの上に取り付けた人工の歯は、構造上ある程度の寿命がありますので、調整や補修・作り替えが必要な場合があります。

【Q】インプラント治療は誰でも受けられますか?
【A】ほとんどの方が受けられますが、インプラントを埋め込むあごの骨の量が少ない場合は、骨移植を行ったり、特殊な処置によって、骨の量を増やしてから治療を行うケースもあります。しかし、骨などに大きな問題がある場合やその他歯科医の判断で、インプラント治療が行えない場合もあります。

【Q】治療期間はどれくらいですか?
【A】インプラントの種類・手術方法・先だって行う手術・処置、また下あごか上あごかによっても異なります。さらにさまざまな検査やムシ歯・歯周病・咬み合わせの治療などがあれば、その治療などの期間も加えると長くなる場合もあります。平均的には4~12ヶ月ほどです。

【Q】抜歯してどれくらいの期間でインプラントの手術ができますか?
【A】一般的には3~12ヶ月間、歯槽骨ができるのを待って行います。しかし場合によっては抜歯した後10日程度、または抜歯してすぐにインプラントを埋入することもあります。

【Q】内科的な疾患がある場合、治療は受けられますか?
【A】疾患の程度によっては、手術が難しいこともありますので、相談して下さい。特に糖尿病、腎臓や肝臓の疾患、ぜんそくなどの呼吸器系疾患、心臓病などの循環器系疾患、高・低血圧の方などは、その病気を治療している先生の意見なども参考にして総合的に判断します。また妊娠中の方は出産してからのほうが望ましいでしょう。

【Q】治療費はどれくらいかかりますか?
【A】インプラント治療を行う本数や治療方法によって費用は異なりますが、あくまでも健康保険の対象外ですので費用は高めになります。あらかじめ、よく相談し、納得してから治療を受けて下さい。

【Q】痛みや腫れはありますか?
【A】ほとんどの場合、静脈内鎮静法などを用いますから、眠っている感じで手術をしますので、痛みはほとんどありません。術後は多少の痛みと腫れがでる場合もあります。また上顎洞などをさわる場合には、抗炎症剤などの点滴などを用いて腫れをおさえたり、点滴用の鎮痛薬を用いて痛みを軽減させたりいたします。

【Q】インプラントをあごの歯槽骨に装着して体に影響がありますか?
【A】人体になじみやすく腐食しないもので、拒絶反応を起こさないことが証明された材料を使用するので、体に悪い影響はありません。また人工骨を用いる場合も、β-TCPという人工骨なので、安全です。

プランを実行するかどうかは患者さん次第です

「信頼関係」なくして、本当の無痛歯科治療はありえません。少なくとも、それが私の提唱する無痛歯科治療であり、私自身のポリシーと言えます。

カウンセリング

みなさんもよくおわかりのように、信頼関係というものは、それほどたやすく結ばれるものではありません。性格による個人差はあるものの、ある程度時間も必要ですし、何よりお互いに心を開き、相手を受け入れようという姿勢が重要です。

無痛歯科治療における初診はカウンセリングからスタートしますが、そのために割く時間は最低でも1時間半と設定しています。

カウンセリングを始めると患者さんの口をついて止めどなくあふれ出します
プロフィールそして、実際にクリニックを訪ねてカウンセリングを始めると、ある時点から堰を切ったように、心の中に閉じ込めていた悩みや悲しみ、苦しかった経験などが、患者さんの口をついて止めどなくあふれ出します。

そんな時は、多くの患者さんが、泣いてしまわれます。その涙は、これまで抱え込んできたつらい思いを洗い流すために必要な涙です。私たちは決してそれをさえぎることなく、患者さんの思いをまるごと受け止めるようにしています。

そうして患者さんの気が済むまで話していただくわけですが、患者さんが思いを出し切って、「もうこれてすべて話しました」と納得されるまで、何時間でもお付きあいします。これまでの最長は4時間でしたが、それ以上になろうとも、とことん患者さんにお付きあいをする覚悟です。

カウンセリングでは、基本的には「聞くこと」に徹しはします。しかし、「歯科治療が受けられなかったのは、何も患者さんが悪いわけではない」「極端な怖がりだったり、わがままなわけではない」ということも、きちんとお話します。

患者さん自身が自己否定をしてしまっているのです。自分を肯定できずにいると、治療をする自信もなかなか湧いてきません。治療への一歩を促すために、まず私たちが患者さんを肯定し、患者さんが単なる怖がりでも、わがままでないことを教えてあげるのです。

ちなみに、このカウンセリングは料金はかかりません。初診で必要なのは初診料とレントゲン撮影料や指導料などで、「カウンセリング料」というものは設定していません。これはどんなに長時間に及んでも同じです。

予約時間ピッタリに。終了時間もお伝え

予約をしたにもかかわらず待たされた経験のある人は、決して少なくないはずです。私たちは誰でも、自分にとってイヤな時間というのはとても長く感じるものです。待っていたのがたとえ3分、5分だったとしても、患者さんにしてみれば1時間や2時間に匹敵するような感覚なのです。

予約時間

患者さんの勇気をくじくことなく、気持ちよく迎えるためには、予約時間ぴったりに診察室へご案内することが重要だと思います。

たいていの患者さんが予約時間の少し前にやってきますから、私たちもその分を考慮したうえで予約スケジュールを調整します。ですから、たとえ早目に来ても、待合室で待つことなく、すぐに診察室へと入っていただけるのです。

治療一回ごとの終了時間も明確にします

治療が終わる時間を約束したことは、ありますか?治療にかかるだいたいの時間を知らされたことはあっても、終了する時刻を約束したことは一度もないのではないでしょうか。

当クリニックでは、初診の受付から予約時間と終了時間を患者さんにお伝えするようにしています。患者さんは、何時には治療が終わるのだ、ということをわかったうえで来ているので、安心していただいています。

治療に関してはおおむね約束通りの時刻に終了しますが、カウンセリングとなると約束の時間を大幅に超える場合が少なくありません。その場合は約束の時間が過ぎても、患者さんが納得するまで続けます。

患者さんと二人三脚でつくりあげる納得の治療プラン

プロフィールどこにどのような問題があるのか現状を把握できると、おのずと治療のプランを導き出すことができるようになります。プランを立てる際も、患者さん自身の意思を尊重し、二人三脚で行うようにします。

とはいえ、患者さんに歯科治療の知識があるわけではないので、最初に私がモデルプラン的なものを打ち出します。患者さんの状態を把握した上で、どのような治療が望ましいか、その治療に使う材料の材質は何が適しているか、ということまでプランニングします。ただ、これは私側、つまり医師の立場から考え出したプランであり、料金や患者さんの希望まで反映しているわけではありません。

歯科治療の苦痛を可能なかぎりなくし、回数を少なくしたうえで、よりよい材質のものを使って治療するとなると、どうしても保険治療の範囲では制限が多すぎて対応できなくなってしまいます。治療後のことも見越したうえで、患者さんの求める料金と治療の質とを天秤にかけながら、いくつかある選択肢の中から最善の案を導き出します。

ここで綿密に話し合いながら、患者さんと一緒にプランを立てていくことも、信頼関係を築くためには大切です。

ただし、初診で立てるプランは、最終決定ではありません。現在のところおおむね最初のプラン通りの治療になっていますが、実際に歯の内部を見てみたら思った以上に悪化していたとか、途中で患者さんの考えが変わったという場合など、途中経過での変更はあります。そのあたりは患者さんに納得いただけるように説明しながら、臨機応変に対応していくようにしています。

患者さんの歯の状態を目に見える形にします

カウンセリングカウンセリングで患者さんが心を開いてくれた時点で、お口の中の状態を見せていただきます。その際、必ず「診てもいいですか?」ということを確認します。

患者さんのできる範囲で診察を行った後で、レントゲン写真の他、写真画像などを使いながら、歯や歯ぐきがどうなっているかを説明します。

ていねいに説明していくことによって、なんとなく眺めていたレントゲン写真や口腔写真は、患者さんにとっても意味のあるものになっていきます。つまり、歯の状態、口の中の状況が、しっかり目に見える形になるのです。

この時点で、患者さんはあらためて自分の口腔内と向き合うことになります。ほとんどの方が長らく放置せざるをえなかったために、深刻な状態になっています。

つらい現実を突きつけるようで申し訳ないのですが、事実を事実としてまず受け入れなければ、今後の対応、つまり治療をすることはできません。ひるがえっていえば、ここが具体的な治療のスタート地点なのです。

プランを実行するかどうかは患者さん次第

プランを実行するかどうかは患者さん次第カウンセリングを終えて、治療内容から期間、回数まで、一応のプランが完成します。救急治療の必要がなければ、初診で行うのはここまでです。

あとは、実際に治療へと一歩を踏み出すかどうかを、患者さん自身に決めてもらうのです。その日のうちに決めることができない場合は、持ち帰ってもらって後で返事をいただくようにしています。

この点についても、あくまで患者さん主体にすることが大切です。ですから、もし治療に踏み込めなかった場合も決して無理強いせず、患者さんが治療に向かえる時を待ちます。

あくまでも受け入れ態勢です。いえ、それよりも、いつでも歓迎するといったところです。患者さんが来院されるのが何年か先になり、その分、歯の状態がさらに悪化したとしても、その時が患者さんによって「最適な時期」なのであれば、それがベストだと考えたいのです。

喜びの声 症例1「嘔吐反射」

第一ボタンを留められないほどの嘔吐反射。無痛歯科治療で念願の健康な口元を取り戻し、仕事の成績までアップ。嘔吐反射の症状まで軽くなりました

【森山孝明さん (仮名・36歳)】


森山さんは嘔吐反射の症状が非常に強く出ていました。過去に歯科医院を受診した際には、「なぜそんなにえづいてしまうんだ!こんなことなら、もう歯医者なんかに来るな!」と歯科医師から怒鳴られてしまったそうです。

森山さんは院内の他の患者さんたちからの視線を感じて逃げて帰りたいほどの恥ずかしさがこみ上げてきたと話していました。と同時に、歯科治療を受けることが罪悪であるかのように自分自身で思い込んでしまったということです。そのため、その後はいっさい歯科を受診することができなくなってしまいました。
治療ができないわけですから、歯の状態は悪化する一方です。森山さんは痛み止めの薬で抑えたりしながら、なんとかごまかしていました。しかし、奥歯だけでなく、次第に前歯にまでムシ歯が広がってきてしまったのです。

森山さんは営業の仕事をしています。当然、お客様と話す機会が非常に多いのです。にもかかわらず、人と接するにはあまりにも不都合な口元になってしまいました。
思い悩んでいた森山さんは、インターネットなどで自分の症状について調べてみるようになりました。その結果「えづく」症状がひどいことを、「嘔吐反射」と呼ぶことを知ったのです。さらに「嘔吐反射」で歯科医院を検索してみたところ、当クリニックに行き着いたのです。「嘔吐反射」に対応している歯科医院だということを知った森山さんは、思い切って電話をかけてみたということです。

来院された森山さんは、ネクタイをきっちり締めることができていませんでした。また、ワイシャツの第一ボタンを留めることもできなかったのです。ネクタイをゆるめ、第一ボタンを外した様子は、はた目から見ればだらしない印象を抱かざるを得ないような状態でした。また、理髪店などのエプロンも苦手だと話しておられました。もちろん、歯科医院のエプロンも苦手です。

もともと嘔吐反射はあったそうですが、かつてはそれほど重度でもなかったということです。しかし、ある時、歯科治療中のバキュームが喉に当たってえづいてしまったそうです。これがきっかけで、その時のことが脳裏にフィードバックされるようになり、歯科用ミラーが唇の中に入ってくるだけで、嘔吐反射が起こってしまうようになったのです。

こうなると奥歯の治療は当然無理です。前歯の治療でさえも、かなり苦しまれることは火を見るよりも明らかでした。口を大きく開けていただけないため、口の中の診査もあまりできない状態だったのですが、外からそっとのぞき込んでおおよその歯の状態を把握しました。
顔の外から口の中を撮影するパノラマレントゲン撮影(上下の前歯で小さなプレートをはさんで撮影することが多い)では、プレートを前歯で噛むことも精神的にできないということで、ご自身の舌を軽く前歯ではさみ、撮影しました。その結果、多数の歯の治療が必要なことがわかりました。治療の中には抜歯およびインプラントも含まれました。
軽度の嘔吐反射では、笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法で対応できる場合も多いため、まずは笑気吸入鎮静法から試していきます。

しかし、長年の経験上、森山さんの場合はそれでは困難だろうと判断しました。そして、静脈麻酔法を用いて治療する計画を立てたのです。
いざ治療をはじめると、やはり重度の嘔吐反射が認められました。そこで、数種類の薬剤を静脈への点滴(静脈路)から注射し、嘔吐反射を抑えながら治療を行うようにしました。森山さんの場合、インプラント治療が含まれていたため、静脈麻酔法も合計5回行うことになりました。しかし、無事に安定的な治療を続け、完了することができました。

さて、口の中の健康は、普段から継続して維持する必要があります。森山さんにも、その後は定期健診を目的に受診してもらうことを勧めました。定期健診となると、治療とは異なり静脈麻酔法を用いるまでもありません。しかし、これが嘔吐反射のある患者さんにとっては、やっかいなことになってしまいます。つまり、眠っている間にすべて終わっている重い治療の方がラクで、ちょっと歯の状態を診たり歯垢・歯石をクリーニングするだけという軽い処置の方がつらいのです。

しかし、嘔吐反射を起こすことなく治療できたという自信の表れなのでしょうか。森山さんは歯周病検査や歯石除去などの処置は、嘔吐反射を起こすこともなく通常に治療を行えるように、すっかり変わられたのです。それにともない、次第にネクタイやシャツの第一ボタンも留められるようになりました。本人の苦痛を知らない人々からは、当然ながらだらしなく思われていた森山さんですが、これだけで印象が大きく変わりました。

さらには口元が美しくなったため、仕事上の会話に積極性が出てきたのです。その結果、成績も大きく伸ばせるようになったとのことでした。その後、森山さんはご結婚をされました。毎日、素晴らしい笑顔で過ごされているご様子を目にすると、心から治療させていただいてよかったと思います。

喜びの声 症例2「歯科治療恐怖症」

夫婦なのに真正面から顔を合わせることができない、歯科治療恐怖症を乗り越えて、夫の愛情に応え、豊かな人生を取り戻しました

【佐伯真智子さん (仮名・48歳)】


20代前半で結婚された佐伯さんには、ご主人と成人されている2人の娘さんがおり、家族4人で仲良く暮らしていました。
佐伯さんは高校時代に受けた歯科治療で激痛を経験しました。それ以降、その記憶がよみがえってきて歯科受診をすることができなくなってしまったのです。

最初に来院されたのは佐伯さんのご主人でした。夫婦という間柄なのに、横を向いて会話をするという異常な毎日に悩んでいる。
ご主人はそのことに悩んでおり、相談しにいらしたのです。顔をそむける理由は、歯の治療ができていない口元を見られたくないということ、そして、正面から話すと口臭に気づかれてしまうということでした。ご主人が「気にすることはない」といっても佐伯さんは譲らずに、そのことでいつもケンカになってしまうということでした。

こちらに顔を向けてもらうには治療をするしかないと考えたご主人は、何度も歯科医院に佐伯さんを連れて行きました。しかし、医院の前まで来ると、くるりと入り口に背を向けて帰ってしまう。その繰り返しだったそうです。来院された時も、クリニックのドアをくぐれるがどうかわからないとのことでした。そこで、待合室でも他の方を全く見かけることがないよう予約時刻を考慮しました。

初めて佐伯さんとお会いした時は、たいへんおきれいな方でちょっと驚きました。服装やお化粧、髪型などにかなり気を遣われていることが一目でわかりました。ご主人は、「自分が横にいるとかえってだめだから、席を外しておきます」といって外に出られ、佐伯さんご本人から、一対一でゆっくりとお話を伺うことになりました。

私と2人になってから、佐伯さんは今までの歯科治療に対して思い悩んでいたことを、約1時間にわたって涙を流しながら話されました。最近は外出することも少なくなり、死んでしまいたいと思うこともしばしばあるということ、昔からの友人たちから再会の連絡をもらっても会いにいけない自分が情けないこと、口元に自信がないから衣服や髪、お化粧などに力を注いで、精一杯外見的にきれいでいるようにしていること、夫をずっと愛していることや、子どもも母である自分のことをずっと慕ってくれていることに感謝している──。そのようなことを切々と涙ながらに語ってくださったのです。

私は佐伯さんは本当に歯科の疾患で悩んでおられるのだと実感しました。そして、何としてもその思いに応えてあげたいという気持ちが湧き上がってきました。十分な時間をかけて信頼関係を築いた後でレントゲン撮影を行いました。佐伯さんは、インプラント治療を行わずに従来の治療・修復法で対応することを計画し、全身麻酔法を行うことにしました。

治療は合計4回で完了しました。とても喜んで、満面の笑みでご主人と帰っていかれた佐伯さんの姿は、今も忘れられません。そればかりではありません。定期健診のために半年後に来院された時は、スタッフの誰もが驚くほど、いっそう美しくなっていたのです。口元がきれいになったことで、もっときれいになりたいと願い、ダイエットをされたということでした。外見だけではなく、自分に自信を持って毎日を過ごしていることが感じられました。

その後、佐伯さんは下顎の奥歯の部分はインプラントにしたいとご自身から希望され、その手術も無事に終わりました。歯の健康か、その人の生き方までも大きく変えてしまうのだということを、改めて感じさせられました。

【全身麻酔法】集中治療ができる

全身麻酔というと「胃や肝臓など、『からだ』の手術の際にするもの」という認識を持っているのではないでしょうか。実際、歯科治療では全身麻酔をすることは、ほとんどありません。もしあるとしても、入院施設のある病院でなければ行っていないでしょう。

しかし、私はあえて「無痛歯科治療」のための全身麻酔を取り入れています。

全身麻酔法

全身麻酔での歯科治療をご希望の方のお声

● 歯医者が怖いので、治療中に「記憶がない」状態になれるよう全身麻酔で歯の治療を受けたい!!

● 全身麻酔で親知らずなど歯を抜きたい!全身麻酔で抜歯したい!!

● 胃カメラも全身麻酔で苦しくなく受診できたので、歯の治療も全身麻酔で受診したい!!

● 大学病院や口腔外科を掲げるクリニックで抜歯をしたことがあるが、苦い思い・痛い記憶・
   嫌な対応をされたので、一般のクリニックで全身麻酔できちんと対応できるところで次は治療したい!!

● 親知らずの抜歯に大学病院へ行きたくないので、全身麻酔ができる歯医者を探している

● 他院で「全身麻酔や静脈内鎮静法はインプラントの時にしかやっていない」と言われたが、
   普通のむし歯の治療を全身麻酔で行ってほしい!!

その他、全身麻酔による歯科治療は、様々な患者様のニーズにお応えしております。
ご希望の方は是非一度、お電話にてお問合せください。

※全身麻酔は自費診療になります


【静脈内鎮静法や全身麻酔法の特徴】
●気分が落ち着く、ある痛みなどを含め治療中のことを覚えていない(健忘効果)
●治療時間が短く感じられる
●精神的な緊張が和らぐことで血圧や心拍数など循環器にも優しいため、
 全身疾患をお持ちの方でも安心して治療が受けられる
●嘔吐反射が強い患者さんも、治療中の吐き気(えづき)を抑え、楽に治療することが出来る

真の意味での無痛歯科治療を目指すために

真の意味での無痛歯科治療を目指すために患者さんの中には、静脈内鎮静法では、完全に恐怖感を払拭できるまでにはならない方がいます。たとえ少しでも「耐える」「ガマンする」というようなことが生じてしまっては、「歯の治療」ができても「心の治療」まではできなくなってしまいます。

「歯医者は怖くない、これからは治療できる」という実感と自信を患者さんが抱けなかったとしたら、私が目指している真の意味での無痛歯科治療ではなくなってしまうのです。

そうした患者さんには、意識のない状態で治療に伴う不快感をまったく感じることなく治療を終えることのできる完全麻酔をおすすめするようにしています。

1日だけ仕事を都合して、その日のうちにすべて終えることができる
また、忙しいために、「1日でたくさんの歯を一度に治療してほしい」という方はずいぶん多いものです。企業のトップクラスの方や、子育てと仕事を両立しているような方などは、日々、時間との戦いです。

1日だけ仕事を都合して、その日のうちにすべて終えることができれば歯の治療もできるのに、という要望は決して少なくありません。

それを可能にするのも全身麻酔なのです。患者さんには内科などで血液検査やレントゲンなどの検査をしていただいたり、前日から絶食していただいたりすることが必要になりますが、治療の不快感が皆無となるうえ、集中治療ができるため、時間的負担は相当軽減できます。

治療中には歯科の麻酔専門医が、血圧や脈拍、呼吸、体温など患者さんの全身状態をたえず確認しているので安心です。実際の手順を説明しましょう。

【静脈内鎮静法・麻酔法】眠っている間に治療が終わる

インプラントや親知らずの抜歯など手術が必要な治療に対しては、ひときわ恐怖心が強くなってしまいます。そのため治療に踏み切れず、不自由な思いをしている患者さんも少なくありません。そんな方に利用していただいているのが、静脈内鎮静法です。

静脈内鎮静法・静脈麻酔法

実際に受けられた患者さんの満足度は非常に高く、苦痛などみじんも感じないうちに治療が終わってしまった、という方がほとんどです。

※静脈内鎮静法は自費診療になります。

【静脈内鎮静法はこんな方にオススメ】
●歯科治療が本当に嫌いな方や、歯科治療中に具合の悪くなる方(歯科恐怖症)
●お口の中の手術を受ける方(インプラント・親知らずの抜歯・歯周病の手術など)
●短期間でも早く治療を終わらせたい方
●お口の中に物が入ると「オエッ」となる嘔吐反射の強い方...など

全身麻酔法の流れ

血圧計や心電図などのモニター機器をつけてから、点滴をはじめます

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次に全身麻酔機のマスクを口元に添え、酸素を吸入します。
そのうえで点滴に麻酔薬を混ぜます。ほどなく体の力が脱けて、リラックスした状態のまま眠りにつくことができます。その後、マスクに吸入型の麻酔薬を混ぜて、のどの奥に酸素を送る管をつけ、患者さんの状態を確認したうえで、歯科治療をはじめます。

この時、意識がもうろうとしているだけで、実は深く眠っている状態ではない場合があるので、脳波のモニタリングによって本当に眠っているかどうかを判断するようにしています。

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きわめて快適な状態のまま、治療をすることができます
全身麻酔法には、笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法と違って、原則的に局所麻酔は必要ありませんが、痛みのストレスを軽減する目的で局所麻酔も併用します。ただし、体が脱力状態になって気道がふさがってしまうため、人工的に気道を確保しなければなりません。しかし、それが鎮静状態や緊張緩和状態の妨げになることはなく、きわめて快適な状態のまま、治療をすることができます。

治療を終えて麻酔の薬をストップすると、次第に意識が戻ってきます。同時に脱力していた体に力が戻ってきます。

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治療後はクリニックでゆっくり休んでいただきます
全身麻酔の場合は意識が戻った場合もまったく普段通りに醒めるまでには少し時間が必要になります。その間はクリニックでゆっくり休んでいただきます。

全身麻酔の場合も、歯科治療恐怖症の方はもとより、全身疾患をお持ちの方、心身障害がある患者さんなどに効果があります。

全身麻酔も、短期集中治療においては保険治療の対象外となります。

喜びの声 症例3「抜歯」

幼少時の経験から歯科治療恐怖症に。インプラントのための抜歯ができた時、思わず涙がこぼれました

【石橋洋子さん (仮名・29歳)】


幼少の頃から歯の治療が極端に困難だったという石橋さん。その頃の記憶のためなのでしょう、大人になる頃にはすっかり歯科治療恐怖症になってしまいました。
しかし、周囲の人はまさか石橋さんが歯科治療恐怖症だとは思いもよらなかったことでしょう。石橋さんは普通の会話をしている限りはとでも明るい印象の方だからです。ただ、大の大人が歯科が怖いということを恥ずかしいと思っている人は多く、それを隠すためにあえて明るく振る舞っていたのだと思います。

石橋さんは同年代のご主人と二人で暮らしていました。私のクリニックまでは片道4時間もかかるという遠方からの患者さんです。そこまでしてクリニックを訪れたきっかけは、治療をせずに放っておいたムシ歯がどんどん悪化し、上下左右が痛むまでになってしまったためです。痛み止めを飲んで抑えることにも、もう限界が来ていたのです。

このままでは大変なことになると思った石橋さんは、インターネットで無痛歯科治療を探されたそうです。そして、当クリニックを受診されることを決意し、はるばる来院されたのです。お話を聞いた上で、レントゲンなどの検査も行いました。

石橋さんはほぼすべての歯を治療しなければならない状態で、インプラントもしなければなりませんでした。抜歯即時埋入インプラントといって、歯を抜くと同時にインプラントを骨に埋め込む方法を行うことになったのです。こうしたすべての治療は、静脈麻酔法にて対応することになりました。インプラントのために抜歯した際のことです。

石橋さんが麻酔から覚めて、お口の中から歯がなくなっているのに気がつかれた瞬間、瞳から涙がこぼれました。私は、やはり歯を抜くことがつらかったのかと思い、そう問いかけました。すると、そうではなくて、歯を抜くことができたうれしさのあまり、涙が出たとのことでした。
それほどまで抜歯を望んでいたこと、また、通常での抜歯に対する恐怖心がそれほどまでに激しかったのかと、あらためて思いました。

石橋さんは、全部で5回の来院で20数本の歯の治療を行いました。毎回ご主人と二人で来院されました。治療時間が4時間と長いため、ご主人はその間、梅田や難波・心斎橋などに出掛けて、時間をつぶしておられました。しかし、毎回、そうしてあちこち観光しながら待つのも、楽しみにしていると話しておいででした。

遠方から来られる患者さんには、こちらとしてもいつも気を遣うため、石橋さんご夫妻のようにミニ観光がてらに来ていただけると、やはりホッとします。その後は、定期健診にやはり二人で大阪まで来ていただいています。

点滴を始めると、間もなくリラックスした状態になってきます

静脈内鎮静法静脈内鎮静法は、精神安定剤を静脈に点滴していく方法です。使用する精神安定剤は数種類を組み合わせます。

点滴を始めると、間もなくリラックスした状態になってきます。体が温かくなってきて、ちょうどいい湯加減の温泉につかっているような、あるいは、快適なベッドの中でぬくぬくとまどろんでいるような感じになります。

その後、1~2分もすると眠気が強くなってきて、ついには眠ってしまいます。患者さんによって、あるいは状況によっては意識を残すこともあります。

当然ながら、治療に伴う痛みや不快な音などは、まったくといっていいほど気にならなくなり、文字通り「いつの間にか治療を終えてしまう」といった状態になります。術中のことを全く憶えていない患者さんも少なくありません。

意識を残した場合は、声をかけられればちゃんと反応します。うとうと眠ってはいるけれど、答えることができるというわけです。

【笑気吸入鎮静法】リラックスした状態で治療が受けられる

私が行っている無痛歯科治療で使用する麻酔は主に3種類あります。その中で、およそ9割の患者さんが利用しているのが、

■「笑気吸入鎮静法」という麻酔

です。笑気吸入鎮静法は非常に安心できる麻酔で、欧米諸国から広く普及し、日本でもすでに30年以上前から一般的になっています。

笑気吸入鎮静法

笑気吸入鎮静法を導入することによって、治療に対する恐怖がやわらぐばかりか、「治療をガマンできなかったらどうしよう」「やっぱりえづいてしまうんじゃないか」などと心配する必要がなくなります。

のんびりソファに寝そべって、うとうとしはじめている気分
ぽかぽか暖かい春の昼下がり、のんびりソファに寝そべって、うとうとしはじめている、そんな状況を思い浮かべてみてください。

そういう時は、何かを考えたりするのがおっくうになりませんか? 心配事や悩み事があっても、「まあいいや、あとで考えよう」などと思ったりするものではないでしょうか。

笑気吸入鎮静法を行うと、ちょうどそんな状態になります。


【笑気吸入鎮静法の特徴】
●ゆったりした楽な気分になります
●痛みを感じにくくなります
●時間の経過が気にならなくなります
●身体が温かくなった用に感じます
●指やつま先がしびれるように感じます

静脈内鎮静法の流れについて

【1】まず静脈から点滴をします
まず静脈から点滴をします。場所は主に腕ですが、患者さんによっては手の甲など他の部分にすることもあります。

点滴をする際の静脈注射に対する痛みを完全になくすことはできないのですが、使用している注射針がきわめて細いため、「注射が怖い」という患者さんでさえ、さほどつらくないということがほとんどです。

【2】点滴がスムーズにいっていることを確認できた時点で、精神安定剤を注入
静脈内鎮静法点滴がスムーズにいっていることを確認できた時点で、精神安定剤を注入していきます。薬品の量は患者さんの様子を見ながら調節していきます。

その際、患者さんの「歯科治療への恐怖の度合い」によって、完全に眠った状態にするか、軽く受け答えのできる状態のいずれかにします。

【3】その後、必要に応じて局所麻酔を行います
患者さんが完全に痛みなどを感じなくなったことを確認した後で、必要に応じて局所麻酔を行います。笑気吸入鎮静法と同じく、静脈内鎮静法も麻酔効果は得られないためです。

治療がスタートした後も、患者さんの心拍や血圧などのデータをリアルタイムでチェックしながら、万一の場合に備えます。たとえ患者さんの状態が急変しても、対応できるような準備を万全にしておくのです。

安心・安全な静脈内鎮静法のための当院の取り組み

静脈内鎮静法データ確認のための機材は、3台完備
ちなみにデータ確認のための機材は、3台そろえてあります。実際に使用するのは1台ですが、もし、何らかの原因で使用できなくなった場合を考えて、予備を用意しているのです。そのほか、患者さんの全身監視もできるので安心です。

モニターが3台備えてあるのは、個人の医院としてはとても珍しいことと言えます。

使用する精神安定剤は安全なものです
使用する精神安定剤は、いずれも有害な作用のない、たいへん安全なものなので、その点も安心していただけます。

静脈内鎮静法を利用する方も決して少なくありません。治療時間が3~4時間で、一度に多くの歯を治療するときは、静脈麻酔法を用います。

静脈内鎮静法は、歯科治療が本当に苦痛で、治療中に具合が悪くなってしまうような患者さんや、嘔吐反射の強い患者さんはもちろん、できるだけ早く治療を終わらせたいという方も利用しています。また、高血圧や心臓病などの疾患のある方でも、静脈内鎮静法・静脈麻酔法を利用すれば血圧や心拍数が安定するため、安全に治療することができます。

さらには、心身障害などがある方は、医師の理解や協力が得られないなどの理由で、一般の歯科医院で治療できないケースが多々あります。そんな患者さんでも、眠った状態で行う静脈内鎮静法なら、幅広い対応ができます。

静脈内鎮静法を行う場合の注意点
■静脈内鎮静法の場合、術後には眠気やふらつきなどが生じます
そのため通常の状態に戻るまでは、クリニックでゆっくり休んでいただくようにします。

■いくつかの注意事項もあります
また、「車や自転車の運転を控える」「患者さんの様子を的確に把握するために、口紅やマニキュアをとってもらう」「当日は帰宅後も安静にする」など、いくつかの注意事項があります。翌日からは普段通りに生活して、まったく問題ありません。

■静脈麻酔法では場合によっては自費診療になります
なお、保険診察は、きわめて細かいルールが決められています。歯科で使える薬剤・材料や、歯の治療にかかる回数や期間など、制限が多くあります。

静脈麻酔法では、短期集中治療を行います。ですから保険のルールに当てはまらないケースばかりになりますので、自費診療となります。

笑気吸入鎮静法について

笑気吸入鎮静法まず治療開始前に小さなマスクを鼻に固定し、そこから酸素を普通に呼吸するようにします。

酸素には、わずかに甘い香りのする笑気ガスが混合されています。その濃度は10~20%というきわめて低濃度で、患者さんの様子を見ながら、その範囲内で濃度調整していきます。

吸入して数分もすると、だんだん手足がだるくなってきたり、びりびりした感じがするようになります。体はぽかぽかと温かく感じられるようになり、周囲の物音が遠くに感じられるようになります。

だいたい5分ほどで鎮静状態になります
だいたい5分ほどで鎮静状態になり、体が重たくなるか、逆にふんわりと浮かんでいるような感覚になり、痛みなどの感覚もかなり鈍ってきます。患者さんの表情からは、明らかにリラックスしていることがわかるようになり、問いかけに対して、なんとなく反応が鈍くなってきたら、治療を開始します。

笑気ガスそのものには、痛みをなくしてしまうほどの効果はないので、必要に応じて局所麻酔を行います。しかし、歯ぐきに注射をする際の、チクッとした感じはほとんど気にならなくなるうえ、その後で歯を削る際に振動が起きても、やはり気になりません。

笑気吸入鎮静法を利用した時は、治療時間も非常に短く感じられる
笑気吸入鎮静法笑気吸入鎮静法を利用した時は、治療時間も非常に短く感じられるため、「快適な気分で過ごすうちに、いつの間にか終わってしまった」と感じる患者さんがほとんどです。

また、笑気吸入鎮静法の特徴として、吸入を止めてしまえば、すぐにもとの状態に戻ります。というよりも、のんびり昼寝をした後で、スッキリと目覚めたというほうが近いでしょう。だるさが残ったり感覚が鈍くなることもないので、自動車や自転車の運転さえも大丈夫です。

笑気吸入鎮静法は、歯科治療が怖い患者さんはもちろん、心疾患や高血圧などの内科的慢性疾患があるために歯科治療のストレスを軽減しなければならない人にも最適です。実際に心臓の持病をお持ちの患者さんにも利用していただいています。

幼児や高齢者にも安心な麻酔法
幼児や高齢者にも安心な麻酔法なので、治療を怖がるお子さんやストレスを感じやすいお年寄りの方にもおすすめです。

笑気吸入鎮静法は、歯石の掃除など、治療後のメンテナンスに利用すると、快適に施術を受けることが可能になります。

歯石の掃除を経験されている方はご存じだと思いますが、痛みまでとはいかない独特の不快感があります。それが笑気吸入鎮静法を用いることによって感じられにくくなるのです。

【あなたが歯医者に行けない原因3】パニック障害がある

パニック障害それほど多いわけではありませんが、パニック障害の人も歯科治療が困難です。

パニック障害は、近年増える傾向にあります。ある統計によれば、日本人100人のうち2~3人がパニック障害の症状を経験しているということです。

パニック障害の症状には、「突然、強烈な不安感に襲われる」「何の理由もなく胸がドキドキして強い緊張を感じる」「歩けなくなるほどのめまいがする」などといったものがあります。また、発汗や手足の震え、吐き気などが強い不安や恐怖とともに起こることもあります。

「眠っている間」の治療には技術が必要です

眠っている間に治療ができるなんて、これほどラクなことはない──。
患者さんにとってはまさにその通りです。

医師にとっても処置がラクになるのではないかと思うかもしれません。患者さんが顔を背けたり、痛がったりする心配がないという点からみれば、そんな気がしてしまうことでしょう。

院長の技術

しかし、実は眠っている間の治療はけっこう難しいのです。通常の歯科治療を上回る工夫と慣れと忍耐、そして慎重さが必要です。

「眠っている間」の治療が難しい理由
■【1】舌を避けながら治療は非常に難しい
たとえば、奥歯を削っているとします。患者さんは何も言わなくても、舌を当たらないように反対側へとよけてくれます。それが眠っている状態となると、そうもいきません。そのため、舌を避けながら治療をしていかなければなりません。これが治療する歯の位置によっては非常に難しくなります。

■【2】全身麻酔をかけてしまうと、患者さんは自分で口をあけていることができません
そのため「開口機」という口を開けた状態をキープするものを使うのですが、歯の位置によっては、それがジャマになって非常に処置がしづらくなります。

それを思えば、たとえ設備や態勢が整っていたとしても、歯科治療に全身麻酔を取り入れようという医師がいないのもわかります。しかしそれでは「歯医者さんに行けずに悩んでいる患者さん」は治療ができないままになってしまいます。

私は治療困難な患者さんが、治療できるような状態にもっていくことのほうが重要だと考えます
多少リスクを背負おうとも、私としては治療困難な患者さんが、治療できるような状態にもっていくことのほうが重要だと考えます。

これは麻酔に限らずあらゆる治療法に対していえることです。ほかの歯医者さんでの治療を受けることができなかったために、患者さんは私のクリニックに来ているのです。ですから、どのようなことでも、その時々で工夫をして、なんとか道を開きたい、「歯医者さんに行けなかった理由」のすべてに対応したいのです。

患者さんに喜んでいただけるのが何よりであり、それが私自身のやりがいだからです。

約3万人に麻酔を行い無事故という実績

院長の技術私の行う無痛歯科治療では、このように麻酔が重要な役割を担っています。中には「歯科治療にそんなに麻酔を使用しても大丈夫なのか」と心配される方もいるかもしれません。

現在、麻酔による事故は年間に1万分の1の割合となっています。つまり1万人の患者さんが麻酔を受けたとすると、1人に事故が起きてしまうという計算です。これは外科や内科など、あらゆる科を含めた中でのことです。

幸い今のところ失敗はありません
当クリニックにおいては、笑気吸入鎮静法も合わせると、これまでのべ約3万人に麻酔を行っています。しかし、幸い今のところ失敗はありません。

麻酔の専門医であっても、約3万人という数字は多い方ではないでしょうか。そのうえで無事故の実績を持っているということは、信頼していただいても間違いないのではないかと思います。

服用している薬の名前を事前に伺うようにしています
どの麻酔を行う場合でも、患者さんにはジェネリックを含め、服用している薬の名前を事前に伺うようにしています。ふだんから服用されている薬の種類によって、麻酔薬を調整するためです。特に入眠剤などを服用している場合は、きちんと薬品名と服用量を確認しておかなければなりません。

そのうえで、1回目は患者さんの様子を見ながら、慎重に注意して行っていきます。患者さんの体質によって麻酔の効き具合が異なるため、量を微調整しなければならないためです。

2回目からは、前回のデータをもとにしながら麻酔を行います。その際も「前回これで大丈夫だったから」などと簡単に決めてしまわずに、必ず患者さんの状態をモニタリングしながら微調整していきます。麻酔はその日の体調によっても効果の度合いが異なってくるからです。

麻酔はとても安心して利用できる手段です。このように慎重に慎重を重ねた結果、無事故という実績をつくることができたのではないかと思っています。安全を確保することができれば、麻酔はとても安心して利用できる手段であるといえます。

【あなたが歯医者に行けない理由6】信頼関係が確立されていないケース

信頼関係痛みは信頼関係と密接な関係にあります。痛みの度合いは精神状態によって、まったく異なるのです。

特に歯の痛みに関しては、体の他の部位に比べても、「精神状態から来る痛み」が起こりがちです。歯を削る時の「キィーン」という音を聞くと、どんな患者さんも多少は緊張するものではないでしょうか。その緊張が心理的な痛みを生じさせるのです。

わかりやすくいえば、痛みがあるように感じてしまう、いわば幻のような痛みなのです。この「幻の痛み」を取り除けば、患者さんはそれほど痛みを感じなくなります。

【あなたが歯医者が行けない理由4】麻酔の技術に問題があるケース

麻酔技術患者さんの中には、いくら先生がやさしくても治療が痛いから歯医者さんには行けない、という人もいます。

このような場合に考えられるのは、歯科医師の麻酔の技術が未熟だったのではないかということです。結果的に痛い思いをしてしまい、医師に対する不信感や不安よりも、治療そのものが怖くなってしまうのです。

近年、歯科治療の技術は目に見えて向上してきました。痛みを軽減するために、治療で使用する器具もさまざまなものが開発されています。

歯医者さんに通っている人の中には、「近ごろの治療は昔と違ってまったく痛くない」と感じている人もいるほどです。

【あなたが歯医者に行けない原因4】「全般性不安障害」がある

全般性不安障害全般性不安障害とは、......

●家庭生活
●学校
●仕事
●近所づきあい
●地震や台風など

ありとあらゆるものが不安の対象になってしまうことです。

よく、「あの人は心配性だ」などといいます。全般性不安障害の症状は、その心配性が極度になった状態と考えてもいいかもしれません。

もっとも、単なる「くよくよと心配する」のとはわけが違います。自分でも何が原因なのか理由が分からないまま不安にさいなまれ、ついには体調を崩し、正常な日常生活・社会生活を送ることができなくなってしまうほどです。どんなことについても過剰な不安を抱いてしまうのですから、当然ながら、歯医者さんでの治療についても極端に不安を感じ、ひどく緊張してしまいます。

【歯医者さんに行けない原因1】歯科治療恐怖症になってしまった

歯科治療恐怖症実は、なぜ歯医者さんがこれほどまでに怖く、イヤでたまらないのか、本人でさえ理由がわかってない場合がけっこうあるのです。

よくあるのが過去の歯医者さんでのイヤな記憶がもとで恐怖症になってしまう

■「歯科治療恐怖症」

です。「歯科治療恐怖症」という病気があるわけではありませんが、私は便宜上、この言葉を使うようにしています。

歯科治療恐怖症になっている場合、過去の歯医者さんでの不快な経験が、いわゆる心的外傷(トラウマ)になってしまい、歯の治療はもとより歯医者さんそのものに対して、体と心が過剰に反応してしまいます。

【パニック障害】その症状はたいへん強烈で、想像を絶するほどだといいます

その症状はたいへん強烈で、想像を絶するほどだといいます。中には「このまま死んでしまうのかもしれない」と感じる人もいるほどです。

このような体験をすると、「またあんなふうになったらどうしよう」と、あまりの恐ろしさから外出が困難になったり、症状が起きた場所へ行くことができないなど、似たような状況が生じることを恐れるようになります。

もし、パニック障害の症状を歯医者さんで起こしてしまった経験があるとすれば、「歯科治療が怖い」ということに加えて、「歯医者へ行ったらまた死ぬほど怖い思いをするかもしれない」ということも原因となってきます。

自分自身がパニック障害であることに気づいていない
特に初期のパニック障害の患者さんは、自分自身がパニック障害であることに気づいていない場合があります。

強い動悸やめまいなどが起きるのは、心臓か呼吸器官に病気があるのが原因なのではないかと思いをめぐらせ、内科を受診されるのです。すると、たいていパニック障害であるこは判明しません。どこも悪いところはないといわれ、「だったらあれは何だったのだろう?」という疑問を抱えたままになってしまいます。

患者さんにパニック障害の疑いがあるとわかった場合、私は先に心療内科などを受診してもらうようにしています。そして、適正な薬を服用しながら、歯科治療を進めていくようにします。

しかし、パニック障害という病気についての認知度や理解が、一般はもとより歯科医師の間でも非常に浅いため、歯科医が恐れて治療したがらないケースがけっこうあります。いくら患者さんが歯を治したいと思っていても、これでは不可能になってしまいます。

【信頼関係の問題】患者さんの緊張を解きほぐし、体と心をリラックスさせる

問題はどうすれば取り除けるか、です。患者さんの緊張を解きほぐし、体と心をリラックスさせることができれば、取り除くことはできます。しかしそれには、お互いの信頼関係が大前提なのです。

たたかれた芸人はさほど痛みを感じていません
お笑い芸人を例にとりましょう。漫才コンビの片方が、「お前はアホか!」などといわれながら頭をたたかれたりする光景はよくあります。この時、たとえアドリブであったとしても、たたかれた方の芸人はさほど痛みを感じていません。なぜなら相手に対して心からの信頼を抱いているからです。

しかし真っ暗な夜道ではどうでしょう?
しかし同じことが真っ暗な夜道でいきなり起こったらどうでしょう。まったく同じ痛みが、驚きと恐怖を伴って何倍にも感じられるはずです。

そもそも患者さんは「ここの歯医者さんで大丈夫なんだろうか?」という不安と緊張を抱えて歯科医院のドアを開けます。つまり、夜道を歩いているようなものです。そこへきて、ごく簡単な説明だけでさっさと治療を始めてしまったら、よけいな痛みを感じて当然です。

歯科医は患者さんとの信頼関係を築くことからはじめるべきでしょう。患者さんの質問にはていねいに答え、治療についてのことなども、患者さんが納得できるまで十分に説明していくことが大切です。これは時間を要することですが、最初に信頼関係を築いてしまったほうが結局は患者さんにとっても医師にとっても満足のいく治療が可能になるのだと考えます。

院長プロフィール

プロフィール画像大阪中之島デンタルクリニック 院長
山本 彰美(やまもと あきよし)

【略歴】
1985. 3 大阪歯科大学卒業
1985. 4 大阪歯科大学歯科麻酔学講座入局
1986. 4 大阪赤十字病院麻酔科研修(1987.7月まで)
1987. 8 琵琶湖中央病院歯科勤務
1988.10 山本歯科開設
2006. 3 ACLSプロバイダー(救急蘇生アドバンスコース)
2008. 6 大阪中之島デンタルクリニック開設
2017. 4 明海大学歯学部非常勤教員

【所属学会】
日本歯科麻酔学会会員(認定医)
日本障害者歯科学会会員
日本有病者歯科医療学会会員
日本口腔インプラント学会会員
日本インプラント臨床研究会会員
日本歯科放射線学会(準認定医) 
日本医学シミュレーション学会(セデーションコースインストラクター)
POIC研究会会員
京橋臨床研究会

【学会活動】
1994. 4 日本歯科麻酔学会事故対策委員
2007.10 日本歯科麻酔学会評議員(地域医療委員)

【趣味】
読書、映画鑑賞、ヨット(セーリング競技)

【座右の銘】
希望はいいものだよ。多分最高のものだ。
いいものは決して滅びない。
(映画『ショーシャンクの空に』より)

【来院される皆様へのメッセージ】
「より快適な歯科医療により、より素晴らしい人生を送ってください」

【星座】&【血液型】
いて座、A型

【出身地】
和歌山県紀の川市

山本 彰美の履歴書

少しでも私のことを存じていただければと思い、ここに私のプロフィールを作成しました。拙い文章ですが、大阪中之島デンタルクリニックにお越しになる前にぜひお読みください。

少年時代
幼かった頃の私は「泣き虫、ひ弱、内弁慶」という、3拍子そろった小心者でした(よく「今となっては想像できない!」って言われます)。小学生の頃なんかは、1人遊び好きで、小鳥や鯉、犬などの動物たちと遊んだり読書をするのが大好きな少年でした。

その後の中学時代は、ちょっぴり活動的な少年になってしまいます。バレーボール部と吹奏楽部に所属して、また3年生になると生徒会長に立候補して当選するなど、自由気ままに楽しく過ごせた3年間でした。

高校に入ると吹奏楽部を続けるかたわら、フォーク・ロックのグループを結成して、学園祭のステージで歌い、それを見ていた女子高生に交際を申し込まれたりもしました。また、田舎ながらわざわざ遠くまでコンサートやライブなどにでかけたりして、音楽漬けの日々を送っていました。

高校3年の学園祭(10月だったと思います)を終えるまでは、まだ進みたい方向も決めかねていて、学園祭の自分のステージが終わってから、進路を探し始めましたが、やりたいことが判らないというとても悩んだ時期を過ごす毎日でした。

しかし、従兄弟がその半年前に歯科医師になったことで、話を聞く機会があり、歯科医師という職業に興味を持ち、親に歯科大学を受検したいと懇願し、真剣に受験勉強をするようになりました。

出遅れていたのがかなりきつく、苦しい受験勉強の日々を過ごし、浪人覚悟で予備校の願書を集めていたところに、合格通知があり、夢のような有頂天気分になり、未来への希望があふれる、それまで生きてきた中でもっとも嬉しい瞬間でした。

大学時代
プロフィール大阪歯科大学に入学した私は、今度は大学生らしいことをやりたいと考えていて、それには大学スポーツがいいと思い、小さな単科大学なら厳しいといってもたかが知れているだろうと、学内でもっとも厳しいクラブに入ってみようと考えていました。

クラブ活動の勧誘が強引でしたが、漕艇部(ボート部)に入ることにしました。野球やサッカーのように経験者が多くいるクラブでなく、ほとんどが大学に入ってからはじめられるということで、誰もが同じレベルであるということなど、ハンディがないのも入部を決めた理由でした。

ところが、弱小大学と思っていたのが大間違いで、入部直後にOBの先輩が「君たちには真剣にロス五輪をねらってもらいたい」という言葉に唖然。てっきり冗談だと思っていたのが、実は本気で、入部直後からの練習の苦しかったことは、今も忘れられません。

これ以上練習できないと思うくらいの毎日のトレーニングを続けることにより、ボート部員としてのプライドも生まれ、ボートをやり遂げることの喜び、先輩や後輩たちと共にすごす時間が、とても有意義に感じられるようになりました。

また何をされたとしてもつぶれないほどの強靱な体を作り上げることができたのも、大きな財産でした。ただ、全日本大学選手権をはじめ、各種の大きな大会には出場しましたが、結局の成績自体はあまり誇れるものはとれませんでした。それでもそこでの努力と経験は、人生において大きな役割を果たしています。

プロフィールただ、あまりにもボートにのめり込んだ為、試験前の一夜漬け即席勉強しかしていなかったので、要領だけでなんとか進級したものの、後で大きな苦労することになります。

6年生に進級したころは、学年でも下位の成績で、国家試験合格圏内にはまだまだほど遠く、その頃から毎日の睡眠時間を削って、ひたすら机に向かっていました。そのときはボートで鍛えた体力が、とても有り難く、成績も順調にのび、そして卒業と国家試験合格。

大学4年の時に急死した父と、その苦境を乗り越えて無事に卒業まで支えてくれた母、祖父母や妹弟、親族にひたすら感謝。毎日が「有り難うございます」の気持ちでいっぱいでした。今も「有り難うございます」はもっとも好きな言葉の一つです。

プロフィール

学生時代にはその体力にまかせて、スキーやマラソン(最初のフルマラソンでサブフォー{3時間台で完走}でした!)にも興味を持って、いろいろ出かけたりもしました。そして今もずっと続けることになるセーリング(ヨット)にも、精力的に参加するようにもなりました。

歯科医師になり、研修、開業、そして新たな展開へ
大学を卒業し、その後の進路として選んだのは、「歯科麻酔学講座」でした。あまり聞き慣れない講座の名称でしたが、それもボート部の先輩に引っ張ってもらっての入局でしたが、これが僕自身の人生を大きく左右する進路でもありました。

他の診療科に進んだ同級生が、歯を削ったり入れ歯を作ったりしている話題の中で、僕はひたすら、歯を触ることはなく、手術室での麻酔の雑用と、テキストを読んだりの勉強の毎日。開業歯科医院に進んだ友人たちの歯科技術の会話には、全く輪の中に入れず、はたしてこの進路でよかったのだろうかと不安になることもありました。

その後、大阪赤十字病院の麻酔科に研修に出させていただき、そこで部長以下百戦錬磨の麻酔科の先輩方から、直々に数多くの研修(これにはお酒を飲むことも含めて、人生の研修ということも大いに含まれます)を積ませていただきました。ここでの経験は、歯科医師の私にとっては、かけがえのない財産になりました。

その後、滋賀県大津市の病院歯科に勤務いたしましたが、歯科医師として「この麻酔の医学知識を学んでおいてよかった」と思える出来事が起こりました。

それはある日のこと、歯科治療を行っていると患者さんが局所麻酔の注射後に突然意識をなくされ、呼吸が弱くなり、診療室のなかが騒然となりました。それでも慌てることなく、冷静に対応して、無事に患者さんを回復・帰宅させることができました。

そこから僕の歯科医師としての考え方の根底には、安全にまた安心してもらえる歯科医療を目指そうという思いが強くわいてきました。どうしたら安全な歯科医療ができるのか、安心して受けてもらえる歯科医療とはどのようなものなのかということを、考え続けるようになり、その考えのもとに自分の医院を開業するに至りました。

開業場所は現在の和歌山県紀の川市
開業場所は現在の和歌山県紀の川市で、実家からそれほど遠くない地元の隣町でしたが、丁寧に一生懸命に患者さんひとりひとりと接しながら、さらに仕事がおもしろくなり、医療に没頭しているうちに、いつの間にか「治療が丁寧で痛くない」と多くの患者さんから評価をいただきました。

当然歯科医師としての技術的なレベルも上げていかなければなりません。新しい技術、材料を使った、質の高い、丁寧な治療にも取り組むようになり、歯列矯正やインプラントの勉強にも励み、それに自分の特色でもある痛くない快適な歯科治療を提供すること続けてまいりました。

患者さんが楽しくワクワクするような笑顔のもてなしや、清潔な診療空間、そして信頼される医療内容の説明、そして痛みなどの苦痛を伴わない歯科治療を行うことをライフワークにしていこうと考えました。

そういう取り組みをしていくにつれ、痛みや不安・恐怖感のない快適な歯科治療の評判が広まり、紹介によって京都・大阪・神戸・奈良の近畿圏はもとより、東は静岡から西は福岡・鹿児島、遠くハワイからも患者さんが来院されるようになりました。

交通の便はけっして良くはない医院までわざわざ飛行機や新幹線、特急や高速道路を利用して来ていただいた患者さん方には、頭が下がる思いでいっぱいでした。今まで、過去20数年間で、30,000例以上の鎮静・全身管理下での歯科治療を行ってきましたが、1例の事故を起こすこともなく、安全で安心してもらえる医療を心掛けてきたことが、よい意味で評価されたのだと自分では思っています。

これはけっして自慢ではなく、無事故であるというのは絶対に必要であり、当たり前のことであります。

「和歌山でなく、なんとか大阪で医院を開いてもらえないだろうか」
プロフィールそれらの患者さん方のなかから、「和歌山でなく、なんとか大阪で医院を開いてもらえないだろうか」という声がたびたび出て、それまでこぢんまりと地方での医療を行っていた私に、今回の阪大病院跡地・ほたるまちでの新規医院開業を紹介いただくということに至りました。

この地で開業したいと希望されていた歯科医師の方々は、恐らくかなりたくさんおられたに違いありません。

つまりここでの開業は、私が大阪の都会に医院を出したいと熱望したのではありません。患者さん方からの要望によって実現した医院が、大阪中之島デンタルクリニックなのです。

私はこれまで多くの時間を講習に費やして、様々な知識・技術の習得に情熱を注いできました。もちろん現在も続いていますし、またこれからも続いていきます。ほとんどが土曜日や日曜日の開催のため、休日がなくなってきますが、プロである以上、自分の技術に磨きをかけるのは当然だと思っています。

私が歯科医師になってよかったなと思える瞬間は、治療を重ねるたびに心を開いて接してくれるようになり、治療が終わって喜んでいただいたときです。

また、治療をしていて「この医院に巡り会えてよかった」という言葉をもらったときは、胸の奥から熱くこみ上げてくるものを、全身に感じられます。

医療に対する恐怖がなくなれば、次はよりよいお口を創り、それを維持していくことに協力させていただくこと、それもまた格別の喜びです。

大阪中之島デンタルクリニックに来ていただく患者さん方には、お口の健康に対する志を同じにして、みんなで共に笑顔を創造していくことを目指したいと考えています。

毎日忙しく診療に携わっていますが、ここで喜びと満足を感じて頂ける患者さんと1人でも多く巡り会えるよう、手を抜かずベストの治療を心がけています。「ここに来てよかった」という言葉と共に、心からの笑顔が私にとって最高のご褒美だと感じながら日夜、業務に勉強にと励んでいます。

それでは、あなたのお越しになる日を心待ちにしております。

無意識のうちに歯医者さんでのイヤな記憶をフィードバックしている

自分にとって危険なものを察知すると、脳は「逃げろ!」とか「避けろ!」というような信号を発します。

体はその信号を受け取って、危険なものから逃れるための反応を起こします。たとえば道を歩いている時、背後から車の音がしたら、誰でも道の端に寄ります。その動作は何気ないものですが、音を聞いた瞬間に脳は危険を察知し、すぐさま「逃げろ」というサインを送り、それを受け取った体は身を守るために動く、という一連のプロセスを経ているのです。

この反応自体は非常に正常なものです。というより、生きていくために不可欠なものです。ところが歯科治療恐怖症になってしまうと、このプログラムが必要以上に反応するようになってしまいます。

緊張のあまりアブラ汗を流したり、震えが止まらなくなったり......
患者さんがイヤイヤながらも、歯医者さんにやってきたとしましょう。ドアを開けようとした瞬間、今度は赤信号が点滅します。もうこの時点で、体は逃げる方へと反応してしまいます。

それでも「ここまで来たのだから」と辛抱する患者さんの中には、緊張のあまりアブラ汗を流したり、震えが止まらなくなったり、動悸が激しすぎて呼吸困難を起こしたりすることさえあります。

【麻酔技術の問題】痛みに対する恐怖が大きいと、実際よりも痛みを感じる

しかし、痛みに対する恐怖が大きいと、実際よりも痛みを感じるようになってしまいます。過去の治療で感じた痛みがよみがえってきて、少しの痛みにも過剰に反応してしまうのです。

麻酔の技術が未熟なために患者さんが痛い経験をして、それが歯医者さんに行けなくなった原因だとしたら、やはり医師の側に問題があります。患者さんの痛みを軽減するために麻酔の技術を磨こうという意識がなかったのかもしれません。

多くの歯科医師がこれまでの方法を踏襲するだけ
多くの歯科医師が「これまでこの方法でやってきたのだから、これからも同じようにやっていくのだ」という固定観念を持っています。自分が慣れているやり方で治療を行う方が、失敗のリスクは軽減されることでしょう。

しかし、それが患者さんにとってベストな治療かどうかというのは、また別の問題です。結局、患者さんの不安や怖れは置き去りにされたままになってしまいます。痛みを伴わない、怖くない治療のために、麻酔の技術を駆使することは、私としては大切なことだと思います。

【全般性不安障害】で歯医者さんに行けない人たち

「この歯科医院で大丈夫なんだろうか?」
「この先生はちゃんとやさしく治療してくれるだろうか?」

という誰でも抱くような不安が、自分ではコントロールできないほど大きくなってしまうのです。

全般性不安障害が疑われる場合も、パニック障害と同じように、精神科・神経科・心療内科による治療と連動させていくのが望ましい方法です。薬を服用して不安を軽減させ、そのうえでカウンセリングをていねいに行って、患者さんが心からリラックスできる状態に持っていく必要があります。

治療を断られるショックで悩み続けている
しかし、全般性不安障害もパニック障害と同様、治療を断られてしまうことがあります。もし、患者さん側が「とにかく歯を治してほしい」という強い要望を持っていたとしたら、いくつも医師を訪ね歩くことになるかもしれません。

健康な人でも、病院から治療を断られるのはショックなことです。それが、人よりはるかに不安や心配を抱えやすい人であれば、そのつらさは計り知れません。これでは足が遠のいても仕方がないというものです。

このようなことを何度か繰り返している患者さんは少なくありません

歯科治療恐怖症このようなことを何度か繰り返している患者さんは少なくありません。そして、繰り返せば繰り返すほど悪循環に陥って、いっそう深刻な歯科治療恐怖症になりかねません。

私のクリニックには、「よくここまでガマンできたなぁ」と思われるような患者さんが数多く訪れますが、そうした「ガマン」も、まさに悪循環へとつながってしまうのです。

治療をするためには、この悪循環を断ち切って、心と体が異常に反応してしまうサイクルを修正していく必要があります。私のクリニックで無痛治療をされた患者さんは、治療を一回終えるごとに自信を取り戻し、最後には歯科治療恐怖症から脱出しています。異常反応のサイクルを修復できたということなのです。

歯の治療が怖いという方へ

「歯科治療を受けたいのに、どうしても歯医者に行けない」と悩んでいませんか?

歯医者さんに行くことができずに悩んでいる人にしてみれば、自分と同じような人が他にもいるとは思えないかもしれません。私の実感からすると、そのような人は増える傾向にあると思われます。

歯の治療が怖い

統計など何らかのデータがあるわけではないので確実なことはいえませんが、クリニックを訪れる「歯医者さんに行けない患者さん」は、年を追うごとに増え続けているのではないでしょうか。

「歯医者さんに行けない患者さん」が増えている理由とは?

では、「歯医者さんに行けない患者さん」が増えている理由とはなんでしょうか?歯医者さんに行けない患者さんが増えた理由には、以下の二つがあると私は考えます。

【理由1】歯医者さんであまりにも辛い経験をして、それが忘れられない人が増えている
【理由2】「心の病」を抱えている人が増加している

これらを詳しく説明します。

【理由1】歯医者さんであまりにも辛い経験をして、それが忘れられない人が増えている
もう一つには、幼い頃、歯医者さんであまりにも辛い経験をして、それが忘れられない人が増えているというケースです。

もともと、歯科というのはあらゆる病院の中でも悪いイメージがあります。「痛い、怖い、つらい、苦しい」という固定概念を持っている人は、9割以上といってもいいのではないでしょうか。

そこにきて、しぶしぶ行ってみたら、やっぱり嫌な思いをした。注射をして、歯を抜いて、「キーン」という耳障りな音を聞きながら、痛むムシ歯の治療を必死でがまんした。そんな経験が一種のトラウマとなり、歯医者さんに行こうと思っただけで、痛みや怖さがフィードバックしてしまうのです。

【理由2】「心の病」を抱えている人が増加している
二つ目の理由として、「心の病」を抱えている人が増加していることです。ストレス社会といわれる現在では、本人がまったく気づかないうちに、心を病んでしまうことが少なくありません。

心が健康な状態ならともかく、心の病を抱えていると、実際以上に不安や恐怖を感じることが少なくありません。それも、本人にしてみれば、とても耐えられないレベルの強烈な恐怖です。

その不安や恐怖の対象が、歯医者さんに向けられている。あるいは、何にせよ未知のものに対する不安が先立って、「何をされるのか分からない歯の治療などできない」ということになってしまうのです。

これら二つが歯医者さんに行けない理由
これら二つが、歯医者さんに行けずに悩む人が増えている理由だと考えられます。私のクリニックを訪れる患者さんを見るかぎり、特に「トラウマになっている人」が圧倒的に多く、その次が「心の病」だと思われます。

あなたは本当に「ただの怖がり」なのでしょうか?

ただの怖がり「いい大人が、怖くて歯医者に行けないなんてありえないよ」

歯医者さんに行くことができずに悩んでいる人の、ほぼ100パーセントが、周囲の人からこのようにいわれています。

それも、家族や親しい友人など、本人が信頼を寄せている人からいわれてしまうことが多いのです。それだけに、傷つき方も深くなってしまいます。家族や友人にしてみれば、誰でもいうような何気ないことを、ごく軽い気持ちでいっただけなのでしょう。しかし、心の中で真剣に悩んでいる人にしてみれば、まさに突き刺さるような言葉なのです。

やっかいなのは、これが二次的な原因となってしまうことです
「自分はそんなに怖がりなんだろうか?確かに大人になって歯医者が怖いなんてどうかしている。がんばれば行けるはずだ、行ってみよう」

そう自分にいい聞かせ、意を決して歯医者さんに行こうとする。しかし、やはりどうしても行くことができない。

そうなると、「人一倍、怖がりなんだ」「自分は歯医者にも行けないダメなヤツなんだ」とまで思うようになり、ますます歯医者さんから遠ざかるようになってしまいます。ここまできてしまうと、やはり「単なる怖がり」と片付けることはできません。

「歯科治療恐怖症」になっている
近年、ストレスが原因で、うつ病などの心の病を抱える人が増加しています。

歯医者さんに行くことができない人も、やはり強いストレスなどが原因となり、「歯科治療恐怖症」になっているのだと考えられます。

ちなみに「歯科治療恐怖症」というのは正式な病名ではなく、私が便宜上使っている造語です。

歯医者さんに行けずに悩んでいる人は、行こうとするだけで、

・激しい動機
・めまい
・立ちくらみなど

が起きたり、歯科医院特有の音やにおいを感じただけで吐き気がするという場合もあります。

それほど深刻な状態でも、やはり周囲の人は「わがまま」「怖がり」「がまんができない人」と片付けてしまいます。問題は、家族や友人のみならず、歯科医師の中にもこのような受け止め方をする人が少なくないことなのです。

「歯科治療恐怖症」になっている方こそ、相談に来て欲しい

「歯科治療恐怖症」になっている方こそ、相談に来て欲しい私たちは患者さんの治療に対する不安を軽減し、患者さんが納得される治療と患者さんの時間を大切にし、感動して笑顔でお帰りいただける歯科医療サービスを提供しています。

・具体的には、

■笑気吸入鎮静法
■静脈内鎮静法・麻酔法
■全身麻酔法

を使った、無痛治療で、多くの「歯科恐怖症」となった方々に、安心の治療を提供してきました。
「歯科治療が怖い!」という方、ぜひ当院までご相談ください。

意外に多い嘔吐反射

嘔吐反射口の中に何か入ってくるだけで「オエッ」となってしまう。このような症状を「嘔吐反射」、専門的には「異常絞扼反射」といいます。

嘔吐反射で歯医者に行けない人は多い
ただ、歯ブラシを入れると嘔吐反射が出てしまうという人はわりといます。

「嘔吐反射」という言葉がほとんど浸透していないせいか、一般的には「嘔吐反射が問題で歯医者さんに行けない人など、さほど多くはないだろう」と受け止められがちです。しかし、実はかなりの数の患者さんがいるのです。

軽度の嘔吐反射の人では、歯型を採る際の型材を口の中に入れることができなかったり、奥歯のレントゲンを撮影するのを苦痛に感じたりします。

しかし症状のひどい人になると、「前歯を触ることもできない」「歯科用の鏡を口の中に入れることもできない」ということになります。歯科用の鏡が口の中のどこにも触れてはいないのに、入ってくるだけで嘔吐反射が起きてしまったりするのです。

【嘔吐反射】さらに重症になると、歯科治療を想像しただけで吐き気が起きたりします

この嘔吐反射も、もともと体を守るために備えられている防御反応です。本来なら、体に不都合なものが入ってきそうになった時だけに反射的に嘔吐しようとします。歯を治療するということは、体にとって悪いことではなくむしろ良いことです。それなのに嘔吐反射が起こってしまうのです。

こうした嘔吐反射の患者さんに対して歯科治療をする場合、一般的には次のような方法が取り入れられています。

●治療は寝た状態ではなく、座った状態で受ける。
●横になる場合は足を上げた状態で治療を行う。
●治療中は他のことを考える。
●型どりやレントゲン撮影は、顎をひいてできるだけゆっくり鼻で呼吸する。
●嘔吐反射が出そうになったら腹筋に力を入れたり、みぞおちを強く押す。

これらの対応は、軽度な人ならともかく、重症の嘔吐反射の患者さんなら、まったく通用しないことでしょう。歯科治療における嘔吐反射の場合は、やはり治療に対する不安や恐怖心など心理的な要因が引き金になっています。これもやはり過去のイヤな経験、つらい記憶が根底にあるのです。

不安や恐怖といった心理的な要因によって嘔吐反射が引き起こされるなら、患者さんの不安を取り除き、気持ちを落ち着かせてあげることによって症状を抑えることが可能です。

具体的には、ていねいなカウンセリングと麻酔による鎮静法などの対応が必要です。


2012年6月29日 « トップへ » 2012年12月12日


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